会長所信
平成22・23年度 会長 金井 俊典

小田原箱根商工会議所小田原青年部は、昭和58年に小田原商工会議所青年部として設立され、一昨年、箱根青年部との同意の上、小田原青年部と名称変更が行われました。豊かで住みよい郷土づくりに貢献することを目的に、様々な活動を続けてまいりました。各種セミナーの開催、ホタル事業、3回連続コンサート、おも城オアシス、小田原箱根産業まつりの企画運営、市内小学校小田原ちょうちん製作指導教室、手づくり鎧・甲冑製作教室、ODAWARAえっさホイおどりの立上げ、小田原ちょうちん箱根越え、また、中央研修会(現全国会長研修会)の主管、全国大会小田原箱根大会の開催と、人づくり、まちづくりを積極的に進めてまいりました。
しかし、世の中に目を向ければ、不況は長引き、経済は混迷し、出口が見えません。国債は700兆を越え、大きな借金を未来に抱えています。‥時代を救うべき政治も、戦国時代に入ったばかりのようです。
異常気象に現れる環境問題、インフルエンザなど疫病の発生、テレビで毎日報道される殺人事件など、将来に多くの不安を抱えているこの現代、希望を失った老人や、夢を持てない若者、笑顔の少ない子供達に、私達は何をしてあげられるのでしょうか?私達が子供の頃、未来を絵にすると、雲に届く高層ビルや、ロケット、縦横無尽に走る高速道路、空飛ぶ車、個人で使える無線機、テレビに注文しただけ届く食事や商品などを描きました。
その夢のほとんどは、現実のものとして 今 私達の前にあります。
あの時イメージしたことが形になったのです。
今の子供達が未来を描くと、灰色の街を描きます。
「現実的」なのでしょうが、そんなイメージをもったら、それが形になって表れてしまいます。ODAWARAえっさホイおどり立上げの時、中学生位の子が、練習を観にきました。
金髪で化粧をし、派手な服を着て、練習場の隅に座り、嫌々誘われて来た、という感じが溢れていました。次は来ないだろうと思っていると、また、座っていました。数回の後に、ジャージを着て、踊り始めました。
何を言ったわけでもなかったのですが、化粧をやめ、髪も黒くなっていました。
仲間と語り、同じ時間を過ごし、1つの作品を作り上げる。
ステージでの、笑顔の彼女は、自信に満ち溢れ、光り輝いていました。
その後、結婚し、子供と共に今も踊っています。そんな若者に、良い未来をイメージしてもらうと、家族や仲間と一緒に、豊かな自然の中にいる自分だと、言います。
今、私達が、良い未来をイメージすることで40年、50年後の未来が変わっていきます。今年度は、スローガンに「can we? YES YEG!」を掲げました。
小田原弁で訳すと、「そんなことできんのけ?」「たりめーだろ。青年部だぜ!」となります。
まず事業の成功をイメージして、そして実際に行動してみる。体験し、次のイメージを作る。
人の笑顔を見て、さらに幸せになる。
評価を恐れずに、なんでも挑戦してみる若さが、青年部にはあります。責任ある仕事と、家庭があるということは、
自由に描けるカンバスがあって、絵の具も、絵筆も揃っているようなものです。
後は、それを思う存分使って、自分の人生すべてをかけて、気に入った絵を描く事、ワクワクして生きることです。
青年部は、きっと楽しい絵を書く練習になるでしょう。サブタイトルに、「今、種を蒔こう!」をつけました。
40年50年なんかすぐだよと、話してくれた大先輩達のためにも、数年後の青年部の為にも、未来の子供達の為にも、今すぐに、種を蒔き始めようと思います。
幸い、小田原市も、無尽蔵の蔵を開けよと、市民による活動を応援してくれています。
志高き志民として、行政と市民の繋ぎ役として、大いに暴れましょう。活力に溢れ、希望や誇りに満ちた、豊かな街をイメージして。
2年間、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。小田原箱根商工会議所小田原青年部
平成22・23年度 第14代会長 金井俊典
